誠和会では半年に1回、昇級昇段審査を行います。
日頃の練習の成果を先生方の前で披露する場。先生方も道着姿ではなくスーツ姿で審査。とても緊張感があります。
本来なら、本部道場で一斉に4月に行いますが、今回は、コロナ禍の為、密を避け、本部、汲沢支部と分け、5/15(土)、5/20(木)と2日間行いました。
始まる前に各々が自分で考え、自主練を行います。
審査スタート。
最初は空手の基本である移動動作。
会場は異なりますが、どちらも私語なく、仲間の審査の様子を見ます。静寂の中、先生の技の名前の声だけが響きます。特に、汲沢支部は今回初めて昇級審査を受ける人が多く、保護者の方々はこの空気感にびっくりされていました。この中で自分の力を発揮しようとするだけで、子供たちは凄いと思います。
形。
難易度は異なりますが、今出来る形を披露します。試合でもそうですが、これがとても緊張します。当然覚えていないといけない。そして、覚えた先に自分のモノにしないといけない。私が教えて頂いたのは体に染み込ませないといけないというものです。人に披露するというのは、本当に難しいです。空手だけでなく、全てに通ずるものだと痛感させられます。
組手。
相手がいると仮定して、先生の指示する技を披露します。
色帯になると、実際に組手をして審査が行われます。
先生方、真剣に審査をして下さっています。これだけでも本当に有難いです。
この3つの審査をおよそ90分ほど行いました。
90分間座っているだけでも大変なことと思います。
私事ですが、今回審査2回目の息子は木曜日審査だった為、朝から学校でも緊張をしていたようです。審査が終わった瞬間、トイレに行きたくなったようで、終わりの話を聞く場面でしっかり立てなくなり、先生に指導されてました。指導されてからは、トイレのことを忘れたようで、しっかり立って話を聞いていました。緊張の糸を解くのが早過ぎで、これも修行だなと実感させられました。
相当疲れたようで、帰ったらすぐにぐっすり眠りました。本人は出し切ったようです。それだけでも、審査を受けた意味があると思います。
1週間後の審査結果を聞くまで、ドキドキです。
審査を受けた皆さん、そして、審査をして下さった先生方、本当にお疲れ様でした。